2017年 7月

6月27日付米軍横田基地ホームページは、6月19日に日本海上空で、米空軍第353特殊作戦群(嘉手納基地)MC-130HコンバットタロンⅡ特殊作戦機と航空自衛隊小松救難隊UH-60J救難ヘリコプターが演習(Exercise Teak Jet)を実施した報じています。

ホームページによると、この演習(Exercise Teak Jet)は、6月9日~21日に実施されたもので、米軍MC-130H特殊作戦機は、キャンプ富士や伊豆半島上空、駿河湾上空、飛騨山脈上空、日本海上空等で低空飛行訓練や空中給油訓練を実施。空中給油訓練では、浜松救難隊と小松救難隊のUH-60J救難ヘリと空中給油を行う画像がアップされています。

小松救難隊の救難ヘリとの空中給油訓練では、暗視ゴーグルを装着して夜間空中給油訓練を行っている画像が掲示されています。伊豆半島周辺や飛騨山脈での低空飛行訓練の画像を見ると、操縦席正面の窓から見える景色からかなり低い高度で飛行していることがわかります。また。富山県上空を飛行している画像もアップされています。

米軍が日本周辺や本土上空を我がもの顔で飛行していることがわかります。そのせいか、この演習の実施について防衛省は一切公表していません。


 

 

 

 

 

 

上左側写真:「日本海上空で小松救難隊と夜間空中給油訓練」  上右側写真:「伊豆半島周辺での低空飛行訓練」・・操縦席正面に海と半島が見える かなり低空 

下写真:「富山県上空を飛行」 ※写真はいずれも米軍横田基地ホームページより転載

 

「日本平和大会」は、「平和の願い」をもちより、学び・交流・発見する2000人規模の全国集会です。

「日本平和大会」は、軍事同盟も基地もない、憲法輝く非核・平和の日本をどうやってつくるのか、世界平和のために何ができるのか、このことについて一緒に考え交流する場です。

今年の日本平和大会は、山口県岩国市で開催されます。岩国市にある米軍岩国基地は、海兵隊の基地ですが、今年の7月以降、神奈川県の厚木基地から空母艦載機61機が移駐し米軍機が130機(自衛隊機も合わせると160機)も常駐する東アジア最大の航空基地に強化されようとしています。

安倍内閣の憲法9条を破壊をどう止めるか、どうやって沖縄の米軍新基地建設をストップさせるか、米軍基地をなくすためにはどうするのか 等々全国から集まる人たちと意見を交わし交流し合いましょう。

 

開催日 10月28日(土)~29日(日)

開会集会:28日 午後2時~5時(山口県防府市 防府市民会館大ホール)

青年集会:28日 午後5時30分~7時(防府市民会館大ホール)

シンポジウム、分科会、動く分科会:29日 午前9時15分~12時(岩国市とその周辺)

閉会集会:29日 午後1時30分~2時(岩国市役所前広場) ※終了後、岩国駅までパレード

※石川県からの参加者を募っています。費用は1人5万円程度(交通費、宿泊費、参加費等)です。

※今年の日本平和大会の学習パンフレット(領価200円)

 

日本平和大会についてのお問い合わせ・学習パンフレットのお求めは 石川県平和委員会(〒921-8065 金沢市上荒屋1-313 学習会館内 電話 076-240-7192 FAX 076-249-1409)まで

 

 

 

 

毎年、金沢市卯辰山玉兎ケ丘の原爆碑「平和の子ら」像の前で行われる「ピースデイ」。今年は、7月23日(日)に開催されます。

今年は被爆72年。国連ではようやく「核兵器禁止条約」が採択されました。被爆者をはじめ多くの人たちが願う核兵器のない世界の実現に、世界が大きく前進し始めました。被爆者の方々も高齢になり、被爆の実相や被爆体験を直接聞くことができる期間は限られたものとなってきています。次の世代の人たち、特に若い人たちが被爆者の方々の想いを受け継いでいくことが大事ではないでしょうか。

 

「2017 ピースデイ」 (主催:反核・平和おりづる市民のつどい実行委員会)

日時:7月23日(日)10時~12時  場所:金沢市卯辰山玉兎ケ丘

内容:親子太鼓 折鶴献納 平和活動報告 合唱 ミニコンサート

※参加は無料です ぜひご参加ください(小学生のお子さんでも理解できる内容です)

 

 

 

 

 

 

7月5日、夜間訓練中のF15戦闘機一機の油圧系統の異常を示す警告灯が点灯し小松基地に緊急着陸しました。石川県平和委員会の調べでは、昨年7月26日に日米共同訓練中の米軍F15戦闘機が機体トラブルで緊急着陸して以降今回まで、小松基地に関連する機体トラブルや部品落下事故が9回起きています。

石川県平和委員会は、1年間に9回も機体トラブルや落下事故が発生しているの異常事態だと、7月11日に小松基地司令に対して、飛行訓練中止と機体の総点検実施、原因の徹底した究明と住民への公表、安全対策の実施等を求める申し入れ書を提出しました。

対応した基地対策専門官からの「予防的措置として緊急着陸した」「事故ではない」「安全確認がされたので飛行訓練を再開した」「原因は答えられない」「機体トラブルを起こした機体は着陸後点検したが、他の機体を点検したかどうかは言えない」という発言を聞き、あらためて自衛隊の隠蔽性と住民の安全軽視の姿勢を強く感じました。

石川県と小松市に対しても、小松基地に申し入れを行うよう要請しました。

7月14日~17日の4日間、民間港である金沢港に、海上自衛隊最大級の艦艇であるヘリコプター搭載型護衛艦「かが」が入港しました。

石川県平和委員会は、金沢港が「平和な港」として軍事利用ではなく貨物や旅客で発展することを望む立場から、護衛艦の入港を認めないよう、7月10日に石川県知事宛の申し入れを行いました。

谷本石川県知事は、金沢港を日本海側拠点港として、大型クルーズ船や貨物輸送で発展させると述べています。護衛艦の入港はこの方向とは矛盾することや対岸の朝鮮半島で緊張が続いているこの時期に民間港に大型の護衛艦が入港することは対外的に悪影響を与えかねないと県に伝えました。また、7日には、防衛大臣と海上幕僚長に宛てた入港中止を求める要請書を、金沢防衛事務所に提出しました。

※写真は金沢港大浜埠頭に停泊する護衛艦「かが」