小松基地 機体トラブル・落下事故相次ぐ

7月5日、夜間訓練中のF15戦闘機一機の油圧系統の異常を示す警告灯が点灯し小松基地に緊急着陸しました。石川県平和委員会の調べでは、昨年7月26日に日米共同訓練中の米軍F15戦闘機が機体トラブルで緊急着陸して以降今回まで、小松基地に関連する機体トラブルや部品落下事故が9回起きています。

石川県平和委員会は、1年間に9回も機体トラブルや落下事故が発生しているの異常事態だと、7月11日に小松基地司令に対して、飛行訓練中止と機体の総点検実施、原因の徹底した究明と住民への公表、安全対策の実施等を求める申し入れ書を提出しました。

対応した基地対策専門官からの「予防的措置として緊急着陸した」「事故ではない」「安全確認がされたので飛行訓練を再開した」「原因は答えられない」「機体トラブルを起こした機体は着陸後点検したが、他の機体を点検したかどうかは言えない」という発言を聞き、あらためて自衛隊の隠蔽性と住民の安全軽視の姿勢を強く感じました。

石川県と小松市に対しても、小松基地に申し入れを行うよう要請しました。