模擬弾部品落下事故の原因徹底究明と安全対策を求め申し入れをおこないました

8日、航空自衛隊小松基地に対して、2日に起きた模擬弾部品落下事故に関して、

①全てのF15戦闘機の飛行訓練を中止し点検を行うこと ②落下事故の徹底した原因究明を行うこと ③事故原因調査の結果を公表すること ④安全対策を講じること  の4点を求める申し入れを行いました。

対抗した基地対策専門官とのやり取りの中で、落下した部品は見つかっておらず原因は判明していないにもかかわらず模擬弾を搭載した訓練が行われていること、5年前にも同様の落下事故が起きていることがわかりました。

申し入れ参加者からは、「2011年10月7日に起きたF15戦闘機燃料タンク落下事故では、民家や高速道路の近くで建物の一部を破損させており、住民からは『次は何が落ちてくるのか』と不安の声があがっている」「原因がわからないのに訓練再開した理由は何か」と追及しました。

対応した基地対策専門官は「自分の任務は申し入れの内容を聞き上司に伝えることだ」「上級機関伝える」という言葉を繰り返し、質問には一切答えませんでした。「一方通行ではなく、ちゃんとした回答をしてほしい」との声にも「その旨上司に伝える」とい回答でした。

今回、被害は報告されていませんが、一歩間違えれば大事故に繋がりかねない事故であり、原因究明のない中での訓練再開は、安全軽視と言わざるを得ません。自衛隊は、住民の不安の声に対してしっかり応える責任があります。