小松基地に、自衛隊員の私用携帯電話通話履歴提出指示の撤回を申し入れました

小松基地司令が基地の全隊員に対して、私用携帯電話の通話記録提出を指示したことについて、14日午後、石川県平和委員会は、共産党等とともに、基地司令に対して、提出指示を撤回するよう申し入れを行いました。

今月7日に行われた訓練の際に小銃部品を紛失したことを、9日の地元新聞が報じました。このことに対して、基地内の問題が外部に漏れたとして、基地司令名で全隊員(約1800人)に、私用携帯電話の通話履歴を提出するよう指示を出しました。そのことが、13日の新聞に報じられました。

小松基地は、「犯人捜しではない」としていますが「内部問題が外部に漏れた。秘密保全上見過ごせない」と任意の提出を求めたと述べています。

自衛隊員と言えども、「通信の秘密・自由」は、憲法で保障される人権であり、基地司令の通話履歴提出指示は違法であること、このような情報保全は、戦争する国づくりの流れと一体のものであることから、この指示を撤回する求めたものです。

対応した基地専門官は、出された質問に対して「間違った返答はできない」と一切回答を拒否。この申し入れについては、「基地司令はもとより上級部隊に伝える」「時期は言えないが回答する」と述べました。